二重少女・片割れ4(御礼参り) エロエロな館
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二重少女・片割れ4(御礼参り)

錐島彪乃 (高校3年生)

ああ・・・。なんということ・・・・。
テレビを付けると路上で中年の男が胸にナイフが刺さった状態で倒れ死亡しているとい
うニュースが流れていた。
路上で自身の胸にナイフを突き立て倒れているところをたまたまそこを通りかかった人
が発見して通報したとのこと。
あたしがこの手で刺してしまった。そう思うとあたしは何度も手が震えてしまった。

そうだ。散歩でもして気を紛らわそう。そうしたら今までの事を全て忘れられるかも。
こんなにも生肉が腐ったような臭いのする家にいては生きている心地がしない。
あたしは家に誰も入ってこれないようにちゃんと鍵を閉め外に出ることにした。
それから悪臭のする生ゴミが溜まっているのですべて捨てることにした。
そしてこの家をあとにし速やかに去っていった。

あたしはその途中で通りかかった公園のベンチに一人で座る。あまり家には帰りたくな
かった。
どうせ家に帰っても今までのことを思い出してしまうだけ・・・。
ベンチに座ってのんびり寛いでいる時間が一番心地よかった。
だけど、心が癒せる時間も長くは続かなかった。

「おい。お前。よくもやってくれたな・・・」
あたしがベンチで寛いでいると男の怒鳴るような声があたしの耳に響いた。
顔を見上げると、そこには人相の悪い中年の男が立っていた。
あたしはその男の顔を知っている。
でも・・・なんで・・・・なんでなの?
あの男は確かに・・・・。
あたしはベンチから素早く立ち上がり急いで逃げることにした。
「こらっ、待て!!」
男はあたしを捕まえるために追ってくる。次第にその距離は狭まってくる。
(そうだ。あの角のところで撒こう・・・)
そう思い、あたしは角のところを左折し人並みに飲まれた・・・。
そのおかげで『追跡者』からなんとか逃れることが出来た。心の中で安心感を覚えその
まま道を突き進むことにした。
身を隠すために山にでも登ろう。そこならきっと安全だ。
だけどそう思い山道を進む途中で・・・・。
『ガン・・・・』
あたしは一瞬だけ宙に舞い何十メートルも強い何かに引き摺られてしまった。
黒の自動車が猛スピードであたしを轢いたのだ。
これがあたしの末路だっていうの。
あたし、まだこれからやりたいことがあったのに・・・。

やっとアイツらをこの手で殺せたのに!!

ここで死ぬなんて無念で堪らない。

あたしは一瞬にして意識が遠のきその場に倒れ込んでしまった。





●錐島彪乃の復讐日記(数日前の出来事)

あたしの名前は錐島彪乃(きりしま あやの)。高校3年生。18歳。

5月30日・・・。
あたしは今日アイツらに復讐を行うことにする。
その相手はあたしの義理の両親であたしの親戚にあたる。彼らは働いておらず昼間から
二人とも酒に溺れいつものようにあたしに向かって暴力を振るう。
あたしが目で睨むと『何だい?その目は?身寄りのないお前を引き取ってやったのに気
に入らないね』
そう言って暴力であたしを縛る。
彼らはあたしのことなんか大事にはしていなかった。あたしの交通事故で亡くなった両
親が残してくれた財産が目当てなだけ。
あたしは耐えられなかった。だから今日彼らをあの世に葬ることにした。

射殺・毒殺・刺殺・絞殺・圧殺・斬殺・撲殺・焼殺などいろいろな手法を考えたがどれが
良いのか迷ってしまった。

だけど深夜になり計画を実行するときがきた。
あたしは寝室に忍び込んだ。そして足音を立てずに慎重にゆっくりと歩く。二階にある
部屋に入ると人相が悪そうな中年男が気持ち良さそうにスヤスヤと眠っていた。
「ちっ。気持ち良さそうに寝やがって。あたしが毎日どんな気分で過ごしてるのか。お
前にわかるのか?そんなに寝たいならここで永遠に眠らせてやるよ。・・・・潔く死ね!」
あたしは手に小さなナイフを持ち男に尽き刺した。

「ぐっ、いっ、いてぇええええ。誰だ!俺を刺したのは!!ぐああぁぁぁぁあ!!!」
あたしは恨みの念で何度も男の身体にナイフを突き刺した。そうしているうちに男は抵
抗が弱まり意識が薄れ絶命してしまった。
「よし次はあの女だ・・・」
あたしは立ちあがろうとしたとき部屋の扉が開いた。
「まぁ、あなた・・・。なんてこと。彪乃・・・。あんたね。この鬼子が!!」
意地悪そうな太った中年女があたしの目の前に現れ叫んだ。


「あはっ、あはははは。ははははは!!!!
鬼はお前らのほうだ。ちょうどいい。お前も眠らせて
やるよ」



あたしは中年女を見るとそのまま怒りに任せて刺してしまった。
「うっ、ううぅ。苦しい、苦しい。うぁぁぁああああっ!!」
中年女は苦痛のあまり叫び続け絶命してしまった。
復讐を果たせたあたしは証拠を残さないように事後処理とアリバイづくりをすることに
した。
中年男の遺体は指紋などはもちろん拭き取り胸にナイフが刺さった状態で路上に放置し
中年女に関しては恨みが特にあるということもあって肉体をバラバラに切断することに
した。それを生ゴミと一緒に少しずつ捨てることにした。
アリバイ工作は都合の良い友達と口裏を合わせ、その日のその時間帯、友達の家に泊っ
ているということにしてくれた。
警察には何度も事情聴取をされたのだがようやく解放された。

これで完璧だと思われこのまま終わると思っていた。だけどそんなことはなかった。
それから数日後、学校からの帰宅途中であたしの家の前で探偵を名乗る『太野鉄夫』と
いう人相の悪い中年男があたしの犯行を目撃しており『警察に言わないから金をくれ!
』とゆすってきた。
あたしは部屋に招き入れ台所から包丁を取り出してお金をあげると見せかけて背後から
彼を突き刺した。
「ぐっ、ぐぁあああああぁあ、いてぇぇえええ!!!」
あたしは手を震わせながら何度も刺していった。
「畜生!!このガキがあああぁ!!!うぐっ・・・・」
彼は息絶えてしまった。
これであたしが刺したのは何人目だろう。3人目?いや、4人目だろう。
そういえば昨日、あたしは学校からの帰り道で妙な中年男に絡まれた。
彼はあたしの身体を強引に掴むと彼の身体に引き寄せられてしまった。このままでは彼
の思う壺だと思い必死に逃げようとした。
するとその火事場の馬鹿力のようなものが発生して彼の身体から離脱することができた。
その過程で不本意ながらあたしは彼の胸にナイフを突き刺してしまったのだ。

そうして4人の人間の命を奪ったあたしは気分を紛らわそうとテレビを付けたのだが殺
人事件のニュースで持ち切りだったので外に出て散歩をすることにした。
こんなに生肉が腐ったような家には長居したくないと思って・・・・。
あたしはバラバラ遺体の残りの部位が入っている生ゴミを出して外へ出ていった。
部屋には誰も入れないようにした。

公園のベンチに座っているとあたしの目の前に『太野鉄夫』という人相の悪い中年男が
現れた。
でも・・・なんで・・・・なんでなの?
あの男は確かにあたしがこの手であの世に葬ってやったのに・・・・。なんで生きてるの?
あたしは怖くなりベンチから素早く立ち上がり急いで逃げることにしたのだが彼はもち
ろん、しつこく追ってきた。
なんとか撒いたと思って山道を進むと自動車にぶつかりあたしは一瞬にして意識が遠の
きその場に倒れ込んでしまった。

このまま、あたしは死ぬのだろうか・・・。
そう思って目を閉じようとした瞬間、一人のセーラー服を身に付けた黒髪ロングの少女
があたしの視界に写り込み、あたしに向かって微笑みを浮かべる。この少女はいったい・・
・誰なの・・・・?
あたしはそう思いながらも意識が完全に途切れるまでその少女の顔をじっくりと眺め続
けることにした。
「可哀そうに。今すぐあなたの身体をあたしの中に取り込んであげるね」
少女は最後にそう囁いた。

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